シューマイ (焼売・ショウマイ)
どなたにもよく知られている‟シューマイ”を紹介します。蒸(チェン)の調理法は、材料を蒸し器(せいろう)に入れてふたをし、蒸気で蒸す方法で、形をくずさず、材料の持ち味をいかした調理法の一つです。(1979年2月12日)
写真: NHK「きょうの料理」
材料
(4人分)
- ・豚ひき肉 400g
- ・たまねぎ 100g
- ・帆立て貝のカン詰め 1カン(110g)
- ・干しじいたけ 2枚
- ・シューマイの皮 1袋(20~30枚)
- 【調味料】
- ・塩 小さじ1
- ・砂糖 大さじ1
- ・こしょう 少々
- ・酒 小さじ1
- ・ごま油 小さじ1/2
- ・片くり粉 大さじ1+1/2~2
- ・しょうゆ 小さじ1/2
つくり方
たまねぎはみじん切り、干しじいたけは柔らかく戻して絞り、石づきを取ってみじん切りにする。帆立て貝はカンから出して、汁けを絞り、ほぐしておく。
調味料を合わせておく。
1の材料とひき肉をボウルに入れ、合わせておいた調味料を加えてよく混ぜ合わせる。
シューマイの皮に肉をひと口大ずつのせ、テーブルナイフ、またはヘラで包み、口を平らに押さえながら形をそろえ、蒸し器に並べ、強火で7~8分間蒸す。
温かいうちに、からしじょうゆなどをつけて食べる。
●応用
①たまねぎの代わりにねぎ30g、たけのこ70gを使ってもよい。
②帆立て貝のカン詰めの代わりに、生のむきえぴ70g、または干し貝柱1コ、または、干しえび30gを使ってもよい。
●シューマイをおいしくするコツ
①肉の1~2割の魚介類を合わせる。
②たまねぎ、ねぎ、たけのこなどの水けの少ない野菜類は、肉の2~3割にする。
③甘みや口当たりをよくするために、砂糖は塩の倍以上入れること。
④肉の脂身が多い場合は、片くり粉を多めにすると肉がパサつかない。
⑤肉は豚ひき肉だけを使い、合びき肉は絶対に使わないこと。牛肉特有の風味に豚肉が負けてしまう。
⑥蒸す時間は、シューマイの大小によって多少の違いはあるが、1コが20~25gくらいのものは、強火で 7~8分間を目安にする。
● シューマイの上手な蒸し上がり状態
イ 形がしっかりしている。
ロ 全体にツヤがある。
ハ 皮が透き通っている。
※レシピや材料名の表記は、放送当時のものを反映させています。
このレシピをつくった人
楊 萬里さん
日本の中国料理研究家の先駆者のひとり。大学やクッキングスクール等の講師をしながら、「きょうの料理」には1971(昭和46)年から出演。中国料理の基本を分かりやすく紹介した。1977(昭和52)年には、大河ドラマ「花神」にも出演。中国広東省出身。
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